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ドアクローザの機能について

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ドアクローザとは、住宅用ドアでは一般的に内側上部に付き、ドア側に付いている箱のような本体部と本体とドア枠をつなぐアーム部で構成された部品です。この部品は、開けたドアをゆっくり、静かに閉めるための装置で、内部に密封された油の圧力により閉じる構造になっています。また、通過中の人がドアに挟まれないよう、閉まってきたドアを人の力で開けられるようになっています。

また、ドアを一定の角度で開いた状態で一時的に止まる機構が付いたドアクローザもありますが、止まった状態でロックする機構にはなっていませんので、風などにより保持力の限界を超える力がかかるとドアは閉まります。

従って、ドアを開閉する際に強風が吹いていたり、窓などの開閉によって屋内を通る突風が発生するなど、ドアに強い力が加わった場合は、ドアが急に開いたり閉まったりすることがありますので、強風時などにドアを開閉する時は、ハンドルをしっかり持ち、ドアと枠の間に手などが挟まれないよう注意して開閉してください。

ドアクローザの機能1

その他、バックチェック機能といい、70°〜80°から油圧が働いて、急激にドアが開くことを押さえる機能が付いたものがあります。バックチェック機能が付いている場合、70°〜80°以上ドアを開けるときは多少重くなりますが、故障ではありませんのでゆっくり開いてください。

なお、ドアを繰り返し開閉することでドアクローザを取り付けているねじがゆるみ、ドアが円滑に開閉しなくなることがありますので、ドアクローザを取り付けているねじがゆるんだときには、ねじを締め直してください。

また、季節の温度変化により内部に密封された油の粘性が変化し、温度が高くなる夏場にはドアの閉じる速度が速くなることがあり、極端に速度が速くなるとけがをすることがありますのでご注意願います。

ドアの閉じる速度は、速度調整弁により調整することができます。(ドアクローザの調整方法については、 こちら をご覧ください。)また、閉じかけているドアを閉じる方向に強く押したり引いたりしないでください。強制的にドアを閉めることにより、内部の油が漏れたり、ドアを閉める速度の調整ができなくなる原因になります。

ドアクローザ本体から油が漏れたり、部品が破損した場合、放置しておくと閉扉速度の調整が効かなくなり事故につながるおそれがありますので、速やかに建築会社様、工務店様または販売店様に修理、交換依頼をしてください。
ドアクローザの機能2

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